あすなろ教室クリスマスコンサート

姫路文学館にて終演しました


2011年12月16日(土)
あすなろ教室クリスマスコンサート
場所:姫路文学館
時間:10:00~12:00
出演者:竹田加奈子(pf)木村彩乃(pf)

プログラム

中田喜直/日本の四季
ショパン/エチュード op.10-5「黒鍵」
シューマン/献呈
モーツァルト/きらきら星変奏曲
リスト/「3つの夜想曲」より 第3番 愛の夢
ショパン/幻想即興曲
リスト/伝説より「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」
~二部~
坂本龍一/戦場のメリークリスマス(映画「戦場のピアニスト」より)
葉加瀬太郎/情熱大陸(TBSテレビ「情熱大陸」より)
加古隆/黄昏のワルツ(NHK「にんげんドキュメント」より)
セリーヌ・ディオン/マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(映画「タイタニック」より)
ブラームス/ハンガリー舞曲 第1番~第5番
リスト/ラ・カンパネラ
アンコール

クリスマスメドレー


3つの小・中学校の保護者様、約100名程の集うあすなろ教室のクリスマスコンサートです


時間厳守2時間でしたので、先日の姫路・南風会サロンでのコンサート曲より2曲ほど減らし演奏させて頂きました。

演奏風景は逆光でまるで影絵のようです





皆さん、改まった場所でクラシック音楽を聴く機会が少ないと聞きました。
そのせいか表情が硬く


大変静かに聴いて下さいました。
・・・何だか演奏している私たちにとってはお客様の反応が薄いと心配で

楽屋裏で二人「大丈夫だろうか」と話していました

ところがアンケート結果に「鳥肌たちました」「クラシックピアノ素晴らしかったです」「また聴きたい」「知っている曲が多くて楽しかった」とのコメントたくさん書いて頂いており・・・
いつものあすなろ教室はザワザワとしているそうですが、この度は物音1つせず

聴き入っていた

とお言葉も頂戴しそれは嬉しい限りです

(私たちが感じましたことは、二部のポピュラーから

少しずつお客様の表情もほぐれ、そしてラストのラ・カンパネラでは笑顔を頂けました


)

朝10時スタートのコンサートでリハーサルなし

譜めくりをしてくれた男の子は私の生徒さんで、いつもコンサートを聴いてくれる皆勤賞のお客様

彼自身は只今ピアニスト目指して勉強中です

初めての譜めくりでリハーサルもないのに関わらず、間違えず

良いめくりっぷり


で驚きました。譜めくりって実は難しくて・・・誰にでもお任せできるものではありません。
お客様に後から「助手ですか

」と尋ねられたぐらいです

これで私の一年間の全ての予定されていたコンサートが終了しました


クリスマス・・・皆さん、どうか楽しくお過ごし下さい


クリスマスコンサートの終了後、夜はそのまま彩乃ちゃんと一緒に
大阪のリーガロイヤルホテルへ


秋に神戸で共演したソプラノ木未知子さんのコンサートを聴きに行きました

私にとっての演奏の仕事は今日で終わったのでリラックスして聴かせてもらい、そして
本当に彼女の歌声に癒されました

チャペルに響きわたるす~っと伸びた美しい歌声。誰よりも抜群の声量なのに耳に優しい

こういう人をシンプルに


上手い人

というのでしょう


またの共演が楽しみです

一年を振り返って。

感動しました。ピアノってそんなに凄い楽器とは知らなかった

この言葉が多く嬉しかったです。
それだけ表現の幅が一番大きくダイナミックな楽器なんだと思います。
普及率の高い楽器であり気軽に触れる楽器でもある。
だからこそ見落としがちですが、実は本当の意味で上手く演奏するのは難しいと思い、いつも私はピアノと向き合っています。
これからも作曲者の想い、自分の感じることがお客様に伝えられるような演奏ができるよう
精一杯勉強していくつもりです。
皆さん、元気に新年が迎えられますよう、お身体に気を付けてお過ごし下さい


今年も、理解してくれている家族を始め、お手伝いして下さった方々、共演してくれた皆さん、応援頂きましたお客様・・・本当にありがとうございました

2011年12月 竹田加奈子